内容説明
ぼくたちムシムシ探偵団は昆虫の絵を描いたり模型を作るクラブ活動をしていたんだ。
でもある日児童会長に呼び出されてムシムシ探偵団をつぶすって告げられた!
虫もつかまえないムシムシ探偵団なんてジャマだって言うんだ。
ほんとはぼくたちだって本物の虫をつかまえたいけれど、むかしはたくさんいた昆虫も数が減って今はもうほとんどが絶滅してしまったんだ…。
あんまりくやしかったから思わずこんな約束してしまった。
「み、み、みてろよ…、カブトムシをつかまえてやるっ!」って!!(「SOS!ムシムシ探偵団」)
『恐竜大紀行』『てんぎゃん-南方熊楠伝-』著者、岸大武郎のデビュー作をふくむ初期短編集。表題作ほか手塚賞準入選作「21世紀の流れ星」手塚賞入選作「水平線にとどくまで」「方舟」「あいつ」(単行本初収録)の計5編を一挙収録!
もくじ
SOS!ムシムシ探偵団
水平線にとどくまで
方舟
あいつ
21世紀の流れ星